今週のプレイリスト:BUMP OF CHICKENの軽やかさに感服

今回も思い入れたっぷりの選曲になりました。朝方歩きながら大音量(※イヤフォンです)で聴く「Attention」最高だな!って気づいた最近です。

軽やかに年月を重ねる、BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」

今回バンプの新曲がすごく良くてですね。私アニメも見なければ、バンプの熱心なファンというわけではないのですが、めっちゃ偉そうに言うと、感心しちゃったというか。

熱心なファンではないけど、このバンドは私にとっては完全に同時代のバンドなんですね。インディーズの頃から聴いている友達もいたし、デビューの頃から知ってて見ているし(そういえば大学生の頃有明で一度ライブ見たな)。その後の活躍ももちろん、もはや国民的バンドと言っていいだろうし、ベテランと言われる域に入ってきてると思うんですよ。

だけどこの「SOUVENIR」を聴いた時に最初に思ったのは、「バンプ、まだこんな引き出しを持ってるんだ…!」ってことだったの。ベテランと言われるバンドが、ここまで軽やかでポップな曲をまだやれるんだってことに驚いて。

この記事を書くにあたってTVODの「ポスト・サブカル焼け跡派」のバンプの項を再読したりもしたんだけど、彼らの世界観に通底するものは「少年性」だからこそ、ベテランとなった今でもこの表現が出てくるんだろうと思ったな。世界観の上に表現されるものが、同じベテランでもミスチルなんかとは全然違う(そもそも年代が違うけれども)。

一方は大きな存在になった故か(曲の中の主人公が成長した、とも言えるけど)、とても私小説的な内容だった初期に比べて、より大きな視点で、大きなテーマで世界を歌っている。それが国民的バンドの宿命なのかな、とも思うのだけど。

その一方でバンプはある意味、永遠の少年の世界の中で生きていて、見ている世界が(主人公の中では)変わっているようで変わらないのかも。だからこそ…表現が難しいんだけど、「ポップであることを恐れない」という感じかな。

歳をとったからには広い視点で考えないといけないというベテランたるスケール感、みたいなものも大事だけど、そこにとらわれずに軽やかに年月を重ねるのも、なんかすごいかっこいいなって。同時代を生きてきたバンドだからさらにそう感じるのかもね。「SOUVENIR」という曲を聴いて、その軽やかさにすごく感服しちゃったんですよね。

ゆいにしおのルーツ&フェイバリットにグッときた

ゆいにしおの「mid-20s」がラジオで流れてすごくいいな〜と思って、彼女についてネットで調べてみたら、rough laughやカジヒデキの名前が挙げられていて、うおおおおおってなって。

rough laugh懐かしいな〜。ファーストアルバム「routin life」しかほぼ聴いてないのですがこのアルバムが名盤すぎまして、すごく聴いてました。まさに毎日の生活の中に寄り添うような音楽でね。今回はその中から「泳げSelfish」を。というか全曲とても素敵なのでぜひ。

と思ったらこんな記事見つけた。今もつながってるんだ!素敵だな〜。コメント泣けちゃう。

メジャーデビューから20年。早すぎた才能、rough laughの全カタログがストリーミング配信開始!MVも公開! | PONYCANYON NEWS

1999年1月7日にシングル「sometime somewhere」でメジャーデビューしたrough laugh(ラフラフ)というグループがいたのをご存知だろうか?キャッチーで人懐っこく伸びやかで自由でこのうえなく優しく、かつ、クール。2019年のいま聴いても色褪せることなく逆に瑞々しさを増すばかりのインディーズ時代のアルバム「routin …

そしてカジくんも1曲、私の大好きな「シヴィラはある日突然に」をセレクト。この曲が入った「TEA」というアルバムが、アートワーク含め超好きでね〜〜〜。機会があったらぜひアルバムのブックレットとか見てほしい。超かわいい。こういう優れたアートワークに触れられたことが自分の原体験になってるんだなーって、デザインの仕事するようになって思います。

Spotifyで見つけられなかったけど、カジくんがプロデュースしたショコラの「ブルーでハッピーがいい」も超名曲なので聴いてほしい。

原田知世さんのカバーアルバムが出る!

らしく、ラジオでkiki vivi lilyの「ロマンス」が流れていてとても良かった。原曲を聴きまくった思い出によりセレクト。この曲が入ったミニアルバム「Flowers」もよく聴いた。またこれジャケットがいいのよ。衣装もとってもかわいかったな。