IVEとKep1erの2大デビューが素晴らしいなーなんて思ってたら、全然違うところからどハマりしたのがaespaちゃん。
めっちゃくちゃいいなと思ってたら、S.E.Sのカバーだったのねこれ!
Bring it back to 90’sってフロウがあるので、あー90年代意識なんだなー、だからグッとくるのかなーと思ってたのはそのせいだった。
S.E.Sはいい曲が多いね。日本の曲もクオリティ高いし。ちなみに私はJust A Feeling好き。昔f(x)がよく歌っていたね。
原曲のS.E.Sバージョンは98年リリース。
個人的な意見ですけど思いっきりTLCですよね?MVの途中で3人が透明になるところとか、まんまWaterfallsだよね?当時流行の音楽性をかなり意識して取り入れてたんだな。
アレンジも振り付けも完全にブラックのノリ。ビートは後ろが重めでかっこいい。この時代のR&Bが好きな人間からしたらこのビートの取り方がもうグッとくる。
MV見るとPerfumeみたいなことを先駆けてやっていたとも見える。これがaespaの世界観とリンクするんだね。
aespaバージョンは事務所の大御所、BoAのプロデュース。彼女にとっても他者のプロデュースは初めてみたい。このビハインド動画面白かった。
原曲と一番違うのはアレンジ。今っぽくビートを強めている。ビートの取り方もR&Bと言うよりダンスミュージック寄り。テンポもちょっと早いかな?
と思ってたら、ビートに関しては動画の中でBoAが「ヒップホップの要素を足したい」と言ってたので納得。今のリスナーたちにはその方がしっくりくるんだろうな。
ウインターとニンニンの声がとても合っていて心地よい。新しく追加されたフロウやメロディーに現代のエッセンスを感じる。MVにもオリジナルのオマージュ多数で見比べ楽しい。
そういえば、SMエンタはけっこう積極的に過去のリバイバルをやってる印象。K-POPグループはスペシャルステージなんかでよく、神話やH.O.Tの過去のヒット曲のカバーをやったりするけど、SMはしっかりと活動曲として作る。
Red Velvetもデビュー初期にS.E.Sの曲をカバーしていた。「Happiness」と全然違うコンセプトで好きだったなー。まだイェリが入る前。
そういえば、少女時代の「少女時代」もイ・スンチョルのカバー。古いタイプのK-POPファン泣いちゃう名曲よね。
どんな意図でよくリバイバルをやるのかはわからないけど、ファン層を広げたり、逆に若いファンに昔の名曲を知ってもらいたいってことじゃないかな。だとしたら、SMは韓国歌謡界にとって非常に良いアクションをやっていると思う。
数ある韓国レーベルの中でも、SMはしっかりとブラックミュージックを下敷きにしている印象があって、音楽的に貪欲な部分が良い。
リバイバルとは違うかもしれないけど、最近SMエンタは昔のMVをリマスターしたりしていて、そんな動きも面白いなと思う。
前出のS.E.SのMVもリマスターバージョン。aespaで興味を持ったファンが、S.E.Sの原曲を聴いてみよーと思ってYouTube見ると、リマスターバージョンになってる。いやー、よくできてるよね。K-POPの産業としてのスタンスがよくわかるっていうか。
少女時代の「Into the new world」もリマスターされたと聞いて久々に見たけど、いつ聴いても色褪せないし、みんな幼くてキラッキラなMVも最高にかわいい。
最後に、偶然見つけたS.E.Sのパダさんのインタビューがとても素敵だったので貼っておく。