この、アジア的叙情がたまらなく好きなのです、K-R&B。また(私の中で)代表曲とも言える曲が誕生しました。
Heizeは今大人気の女性ラッパーですし、K-POPをある程度聞いている方であればあえて説明することもないですよね。素晴らしいアーティストで私も大好きです。
だってかわいいし、この飾らない感じがガールクラッシュですよね。なんて言うか、友達になりたい。
彼女のとても素敵なインタビューがあったのですが、ルーツの一つにm-floが挙げられていました。だよね?やっぱそうだよね?(偉そう)
【K STORM】”飾らないリアル”をラップするシンガーソングライター、Heize(ヘイズ)躍進の理由…日韓音楽コミュニケーター筧真帆が韓国音楽の新鋭を紹介 | Daily News | Billboard JAPAN
“K-POP”のメインストリームとは一歩離れた地点から、音楽シーンを更新する、韓国音楽の新たな才能を紹介する連載企画【K STORM】。HYUKOH(ヒョゴ/第一回)、DEAN(ディーン/第二回)に続き、第三回では女性ラッパー/シンガーのHeize(ヘイズ)を紹介する。【K STORM】バンド音…
彼女の魅力はなんと言っても、その声と佇まい、憂いと可憐の間を漂うような、みずみずしい感性の漂う表現力。
先のインタビューや、Heizeのファンの方々のブログなどを見ると、それは彼女自身の率直な性格や、内省的世界を大切にした音楽作りから来るようです。なんて素敵なんだ。
あと、個人的には日本のR&Bシンガーソングライター、iriさんと重なるところがあります。彼女のラップも話すように紡がれる感じですよね。
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Jay Parkはもはや説明するまでもないと思いますので、自分の考えを言っちゃう。(あくまでも私見ですファンの方すみません)
彼は活動のフィールドに韓国を選んで本当に正解だったなと、しみじみ思います。
彼のアメリカ的なフィーリングと韓国的叙情、いかつい見た目とは裏腹に、スムースでメロウで、文句なしにR&Bオリエンテッドな声は、K-POPで唯一無二のR&Bシンガーと言えるでしょう。
たぶん元2PMという肩書きがなくても、遅かれ早かれ私は気になるアーティストになっていたと思う。
いろいろなしがらみがあって、ヒップホップやR&Bというアンダーグラウンドめなシーンを選んだ部分もあるのかもしれないけど、それも含めた彼のいろんな選択と現在地に対して賞賛を送りたい。
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そして、この曲のクレジットで初めて知ったGroovyRoom。
検索してびっくり、なんと94年生まれの男性2人組チームでしかも
まあイケメンだこと。アイドルと言われてもおかしくない端正さ。
Jay Parkの事務所所属とのことで、その辺りの繋がりは納得です。ていうかこのあたりの繋がりは濃ゆくて、だいたい見る名前一緒ですね。
そういう、仲間内から生まれるバイブスみたいなものをそのままビジネスにつなげているあたりも、新しい世代だなあと思います。(日本でいうとSuchmosのような)
そんなに若いのに何?このセンス。センス良すぎ。(語彙力)
彼らの提供曲は一聴して、どの楽曲も耳触りが心地よく、アイドル楽曲にありがちな音数の多さを感じません。それがそう、センス!!!
参加した楽曲も多数で既に実績は十分。2018年にはKorean Hip Hop Awardでベストプロデューサー賞を受賞、しかも2年連続で!この若さで!
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彼らの曲全体に言えることですが、90年代的な元ネタを感じつつも、間違いなく2010年代の曲としてかっこいい。
今回もしみじみ、韓国の音楽シーンに根付くのは間違いなくR&Bとヒップホップだなあと思います。
脈々と続くKソウルミュージックの歴史を受け継ぐ(そう、それこそがR&Bやヒップホップのアティチュード)若い世代が生み出す音が、ここに込められている気がします。
ちなみにこのアルバム、参加アーティストもかなり豪華です。個人的にはSURANが参加している曲にも注目。